ミリオネア診察室

今日は、会社を2時間早退して耳鼻科に行った。日曜日から続く花粉症と思われる症状の診察のためだ。症状は鼻水、鼻詰まり、そして喉に痰が絡み咳き込む、だ。病院に行くまでに症状が説明できるよう、準備しておく。私はコミュ障なのか準備せずに先生を前にすると詰まるので正確に伝えられるよう、簡単に内容を整理しておく。

病院に到着し、受付を済ませ診察へ。先生を前に症状を説明し、診察を受ける。先生は鼻と喉に光を当てて観察、カルテを見返す。そして、もう一度症状を確認される。言われた通り、現在の症状をできるだけ丁寧に伝える。先生は無言。数秒の沈黙。何か悩んでいるようだ。
          「ファイナルアンサー?」
まるで、みのさんがクイズ・ミリオネアで回答者に回答を確認するかのような沈黙に不安になる。鼻と喉の観察で何も問題は無かった、もしくは重大な問題があったのか。そんなことが頭をよぎる。
          「お薬を出しておきます。」
返答をもらい、お礼の挨拶の後、吸引機へ案内される。会計後、処方箋を確認。説明した症状を緩和させるための薬が処方されていることを確認する。しかしながら、処方された薬は錠剤では無く、取り回しが面倒なシロップ。こちらの方が良かれと思われたのだろう。

しかし、診察時の間は不安になった。先生には熟考していただいたのだろう。そう思いたいのだが、先生は、観察の結果説明した症状に対応する外観変化が認められず、薬をせしめようとしていると思われているのではないだろうか。と考えてしまったのだ。病気になると不安になるし疑心暗鬼にもなる。嫌なものだ。薬を飲んで早く寝よう。