段落の一文字目と文学賞
今更ながら、ふと、疑問に思ったんだ。
文章の段落の一文字目って、慣例、約束事、しきたりか何かは忘れたけど、空けて書くように小学校で習った気がするんだ。英語でもインデントを空けるように習ったと思う。けど、まわりのみんなは空けてないんだ。
すわ、これがWeb writingか!と、自分がそれを出来ていないことに気づき、自分に仲間はいないのか?そんなことが気になってちょっと調べてみた。
調べてみたのは、文章を扱うプロ集団の新聞各種と、私がよく読むブログの方々だ。
結果は以下の通りだった。
朝日新聞…空ける
毎日新聞…空ける
読売新聞…空ける
産経新聞…空ける
日本経済新聞…空けない
日刊工業新聞…空ける
神戸新聞…空ける
Yahoo…空けない。けど、転載元が空けていたら空ける。
各種ブログ…空けない
新聞では日経新聞以外の他社は、全て段落一文字目を空けていた。それに対し、ブログ等は空けておらず、残念ながら、私に仲間はいなかった。簡便ながらこの調査を通じてインターネットのリテラシーの「基本のき」を初めて認識した気がした。新聞社で一文字目で空ける/空けないは、掲載の媒体がネットか否かで住み分けを行っている印象だ。
ちなみにはてなブログをサンプリングした結果(N=20)、分野を問わず空けないだった。
あら恥ずかしい。
…なので、今日から私も「空けない」で行こう。一つ賢くなった日だった。
・今年のノーベル文学賞(2023)
ノーベル週間4日目の今日は文学賞の発表だ。毎年、村上春樹氏が受賞なるか!と期待した報道がされているが、今年はノルウェーの劇作家、ヨン・フォッセ氏が受賞だった。村上氏は受賞ならずだ。
ノーベル賞の受賞条件で、その業績以外で1・2を争うものに「長寿である」というものがある。受賞時に存命であることが受賞には絶対条件なんだ。素晴らしい業績を残しながらも、短命だったために受賞を逃した方々が結構いる。岡崎フラグメントの岡崎令治氏しかり、DNA構造の解明のロザリンド・フランクリン氏とかだ。
なんていうか、村上氏も長生きすれば、ということで。